ヘッジファンド「Point72」の特徴・年収まとめ!日本の人員拡大で転職チャンスか。

ヘッジファンド「Point72(ポイント72)」の特徴・年収まとめ!日本の人員拡大で転職チャンスか。

stevencohen

 

Point72(ポイント72)は、スティーブ・コーエン氏の個人資産(1兆円)を運用するヘッジファンドです。ええ、そうです、「個人資産」です。

 

 

スティーブ・コーエン氏は、ウォール街でも伝説のトレーダーで、地場証券のトレーダーとして成功した後、1992年にヘッジファンド「SACキャピタル」を創業しました。SACキャピタルは、好パフォーマンスを続けていましたが、インサイダー取引で社員が逮捕され、総額1770億円のインサイダー取引の罰金としては過去最大の金額を支払うことで合意しました。

 

 

スティーブ・コーエンがいかに成功したのか、そしてインサイダー事件の中身については、ブラックエッジ ――資産1兆円の男、スティーブ・コーエン物語に詳細が書かれています。

 

 

その後、コーエン氏は2014年にSACの後継となるPoint72を設立しました。3年間の外部顧客からの資金受託禁止期間を経て、いま陣容拡大に動いています。現在の従業員数は、世界で1200人おり、ヘッジファンドとしては大所帯です。

 

 

SACキャピタルは日本にも拠点があります。私も、転職活動中にビズリーチの複数のヘッドハンターから話を聞いたことがあります。当時は、より高い報酬を求めて、ホライズンから、SACに転職するファンドマネージャーが増えていました。

 

 

当時の転職エージェントからは、「1ヶ月単位で結果を出し続けないといけない運用スタイル」だと言われ、ファンドマネージャーというよりトレーダー向きで、自分には無理だと思いました。(後述しますが、今は変わっているのかもしれません)

 

Point72とAI運用

昨今の資産運用業界の運用スタイルは、二極化しています。

 

 

一つは、Point72のような比較的短期で収益を積み重ねていくトレーディングファンド。対極にあるのが、企業と対話をしながら価値を高めていく長期のエンゲージメントファンドです。

 

 

トラッキングエラーの低い中途半端なアクティブファンドはETFに置き換わり、存在意義が問われる時代ですので、長期投資家は、集中投資エンゲージメントなどでエッジを出さないと、差別化できません。

 

 

一方、短期トレーディングの世界は、AI運用が取って代わりつつあります。米国ではRenaissance TechnologiesやTwo SigmaなどのAI運用が市場を席捲しています。

 

 

そのことをスティーブ・コーエンはよくわかっているので、自分達でAI運用も行なっており、エンジニア人材を拡充させています。

 

 

Point72を立ち上げる際に、経営陣に元IBMカナダのシニアヴァイスプレジデントを採用しました。

 

 

Point72では、「Point72 Asset Management」と「Everpoint Asset Management」が従来のロングショート戦略を行い、
「Cubist」がAIクオンツ運用を行っています。

 

 

従来の、優秀なファンドマネージャー、アナリストに加え、Cubistで、優秀なエンジニアを大量採用しています。

 

 

つまり、今後は理系のITエンジニアにも、チャンスがあるかもしれません。

 

Point72の年収

Point72の年収は高いと言われています。

 

 

Grassdoorによると、

 

・アソシエイトで、ベース1199万

・リサーチアナリストで、ベース1712万円

・ファンドマネージャーで、ベース1924万円(ボーナス込み1億2924万円)

 

となっています。(1ドル110円換算。2018年7月時点)

 

 

あくまで、所詮従業員の口コミベースであり、個人によりバラつきがあるでしょうが、ファンドマネージャーはパフォーマンス次第で1億超えると聞いたことがあります。

 

拠点の状況によっても異なると思います。英国拠点では、2016年に20人の社員にUSD5mil(5.5億円)、平均USD251K(2760万円)支払った、という記事もあります。

 

 

私は、SACと言えば、短期で目標未達であれば、クビを切られる厳しい会社のイメージを持っていましたが、Point72のロンドンヘッド(Will Tovey氏)への2016年のインタビュー記事が正しいならば、最近はそれが変わってきているのかもしれません。

(抜粋)
Q それでは、他のライバル企業のように、ポートフォリオマネージャーのクビを切ったりしないのですか?

 

A いいえ、クビにしません。私たちが目指すのは、全ての人が成功することです。「マイナスX%になれば、クビ」という基準はありません。もし、あるポートフォリオマネージャーが困難に陥っていれば、私たちはその損失の原因を探し出し、解決する手助けをします。私たちのリスク管理のやり方は、「審判」ではなく、「コーチ」なのです。

出所:Inside Steve Cohen’s Point72 London operation - meet Will Tovey, its new boss

 

 

Point72の求人

Point72はSACの後継ファミリーオフィスとして規模を縮小するものと思われましたが、外部資金受託の3年間禁止という「喪」が明けた今、攻めに転じています。

 

 

2017年9月には、数年以内に日本の人員を30人から60人に倍増し、日本でも大学生のインターン研修を開始すると報じられております。
(参考記事:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-09-06/-60)

 

 

私が大学生だったら、必ず受けたいですね。

 

 

2018年のefinancialcareerの「理想的な会社」のヘッジファンド部門で、この上位の顔ぶれの中で堂々の5位に入っています。

出所:eFinancialCareers Ideal Employer Report 2018

 

 

あれだけ叩かれながら、何度でも蘇ってくるこの強さが、さすがスティーブ・コーエンだと思います。

 

 

Point72の採用情報を見ると、インターンや、アナリストの募集もありました。(※2018年7月時点)

 

 

Point72に興味があれば、LinkedInもフォローしておくといいです。今後のインターンの情報などをフォローできます。

 

 

また、ビズリーチのヘッドハンターの中には、ホライズンや旧SACの内情や面接に詳しいヘッドハンターが、以前はいましたので、関心のある方は事前に色々聞いてみるべきだと思います。

 

 

 



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