未経験者、異業種からの転職、経験者の異動

タイプ別 ファンドマネージャー転職への道

ファンドマネージャーの仕事に就きたい人には、様々なバックグラウンドの方がいると思います。

 

キャリアに応じた詳細なアドバイスについては、求人状況が毎日変わるため、基本的にはプロフェッショナルな転職エージェントに相談するのが一番です。

 

 

今の会社の給与に不満な方

高給取りのイメージがあるファンドマネージャーですが、日系金融機関で働いている場合、パフォーマンスに連動した報酬は限定的です。また、同じ日系運用会社でも、給与体系や福利厚生にはかなり差があります。

 

今の給与に不満を持っている方は、一度同業他社について調べてみることをお勧めします。各運用会社の特徴や、転職エージェントの意見を参考にしてみて下さい。

 

同じ日系の運用会社でも、カルチャーや福利厚生の考え方がかなり異なります。

 

外資系だと、クビになるリスクも高いのでは?・・・

確かに、外資系・ヘッジンファンドでは日系以上にドラスティックに人員削減されることがあります。

 

相場の風向きが悪く、たまたま結果が出なかった場合も、言い訳は通じません。海外本社の都合で日本拠点が閉鎖されることもよくあります。

 

しかし、一度クビになっても、ファンドマネージャーという仕事はファンドマネージャーの間でまわっているので、その経験が買われて、また世界のどこかで職があることも多いのです。

 

世界の株式における日本株のベンチマーク構成比は高いですから、海外の運用会社では、日本株のできるファンドマネージャーの需要は常にあります。

 

年収2000億円のファンドマネージャー

米国では、ヘッジファンドの創業者が何千億稼いだり、その創業者に認められて、独立して何億も稼ぐヘッジファンドマネージャー達が多くいます。

 

【2015年のヘッジファンドマネージャーの高額収入ランキング】
ファンドマネージャーへの転職

 

このようなごく一部の極端な例としても、年収数億円単位で稼いでいる人はゴロゴロいます。

 

有名スポーツ選手や、起業して成功する場合を除いて、実力次第でそこまで稼げる仕事は世の中に多くはありません。

 

 

「そんなの夢の世界だよ。お前現実わかってないな。」

 

 

と思う方もいるかもしれません。

 

しかし、国内の限られた運用の世界が、運用業界の全てではありません。

 

世界を見渡せば、運用業界は、野心のある人には夢のある業界です。

 

単身で海外の運用会社に乗り込んで、外人に囲まれながら、日本株の運用をしているファンドマネージャーは何人もいます。

 

しかし、日本では、まだまだチャレンジする人が少ないですし、国内だとヘッジファンドの裾野も小さいのが現状です。

 

私が転職活動をしていた際も、外資系ヘッジファンドへの転職案件もありました。

 

興味がある人は、運用会社に強い転職エージェントをご参考ください。

 

 

 

会社が合併して異動になった方

2016年10月に誕生したアセットマネジメントOneをはじめ、運用会社同志の合併が進んでいます。

 

通常は、同じ運用会社に2人も3人も同じセクター担当の人は不要ですので、フロント以外の仕事に回される人が増えるのかもしれません。

 

ビズリーチで「ファンドマネージャー」の仕事を検索すると、以下のように沢山の案件が出てきます。

 

 

ファンドマネージャーへの転職

 

ファンドマネージャーへの転職

 

(※2017年3月時点の求人情報ですので、現時点で掲載されているとは限らないことをご了承下さい)

 

 

また、こういった求人広告を正式に出していなくとも、優秀なファンドマネージャーやアナリストがいれば、大抵の運用会社はいつでも獲得したいと思っています。

 

社内の異動で別の仕事をしている方で、もしやっぱりまだ運用を続けたいと思っているなら、一日でも早く運用系に強いエージェントに相談することをおすすめします。

 

例外もありますが、私があるエージェントに実際に言われたのは、「マーケットを離れて半年以内で即戦力としての人材価値は無くなる」とのことです。

 

 

 

社内でなかなかファンドマネージャーになれない方

ファンドマネージャーになるのに、最も一般的な道は、資産運用会社、信託銀行、生命保険会社などに就職して、アナリスト又はジュニアファンドマネージャーとして年配者の下で経験を積むことです。

 

バイサイドアナリストとして社内で実績が評価され、ペーパーポートフォリオ等でも結果を出せば、ファンドマネージャーになるチャンスがあります。但し、そうなるまでに、10年以上かかる会社もあります。

 

また、社内のファンドマネージャーに気に入られなかったり、他に候補が何人もいれば、自分にまわってくるチャンスはますます低くなります。

 

 

ファンドマネージャーへの転職

 

 

日系の金融機関系列の運用会社の場合、会社に就社するゼネラリストを育てる志向が強いため、ファンドマネージャー希望の人にも、あえて違う部署を経験させて、会社への忠誠心を「踏み絵」させます。

 

それで構わないという人もいれば、そのようなペースに我慢できない人もいるでしょう。

 

それに我慢できない場合は、転職も選択肢の一つです。

 

ファンドマネージャーになるパターンは様々


先ほどの典型例はあくまで一例であり、世の中には、色んなパターンでファンドマネージャーになる人がいます。

 

アナリストを経験せずに、新卒でジュニアファンドマネージャーとして育成していく方針の会社もあります。

 

エコノミストストラテジストから、ファンドマネージャーになる場合もあります。

 

クオンツ分野であれば、アナリストは不要のため、最初からファンドマネージャーとなれます。

 

銀行保険会社などの金融機関では、社内異動で運用部門に配属され、すぐに資金運用に携われることもあります。

 

外国株の場合、少人数で運用しているため、ファンドマネージャーがアナリストを兼務しており、運用資金を早期で任されることが多いです。

 

 

少人数で、ファンドマネージャー兼アナリスト型の運用会社も沢山あります。

 

 

 

外国株運用から国内株運用へ移りたい方

海外運用から国内運用に移りたい場合(その逆の場合も)、まずは当然のこととして、社内での異動を申し出るのが一番近道です。

 

それが無理でも、転職市場で、先方企業と年齢や年収の条件で合致すれば、可能性はあると思います。

 

実際に聞いた話では、外国株のファンドマネージャーの求人で面接に行ったところ、日本株の方に適性がありそう、ということで日本株チームとの面接にまわされることもあるようです。

 

日本で外国株を運用しても、本格的に現地体制を敷いている運用会社に勝てる理由が無いので、アルファを取り難いのは事実です。

 

しかし、年金顧客をはじめ、世の中には様々なニーズがあるので、日本人の外国株ファンドマネージャーの職が完全に無くなることは無いでしょう。

 

日本人の外国株のファンドマネージャーは、日本株ほど多くいませんので、希少価値があります。

 

特に、日本をアジア市場の一部としてみなす動きが進めば、アジア株のファンドマネージャーについては将来有望だと思います。

 

海外株式を説明できる人は少数ですので、将来、高収入のクライアントサービスマネージャーとしての道もあります。

 

 

 

バックオフィス、営業から、運用フロントへ移りたい方

この場合も、まずは社内での異動を申し出るのが一番近道でしょう。

 

銀行や生保などの金融機関では、そもそもスペシャリストよりもゼネラリストを育てる志向が強いので、アナリストやファンドマネージャーといっても、単なる総合職の一職種に過ぎず、数年で異動になります。

 

逆に言うと、大手金融機関では、地方で営業していた人が、運用部門に配属されてアナリストになることもあり得ます。

 

しかし、運用専門会社ではそのようなことは稀であり、バックオフィス・営業と運用フロントの壁が高く、慣習的に異動が無い会社もあります。

 

 

 

未経験者に敷居の高そうに見える運用会社においても、以下のように未経験者のポテンシャル採用もあります。

 

 

【リクルートキャリアカーバーより】
ファンドマネージャーへの転職

 

(※2017年3月時点の求人情報ですので、現時点で掲載されているとは限らないことをご了承下さい)

 

 

 

異業種から運用業界に転職したい方

運用会社は、しばしば「まったり高給」な業界と言われているようです。(個人的には、別に「まったり」していると思いませんが)

 

ファンドマネージャーへの転職

 

 

確かに、30代前半で1000万に到達する会社も多く、一般的には高年収の部類でしょう。

 

一方で、セルサイドアナリストほど顧客対応に追われる訳ではありません。

 

自分の仕事に集中しやすい環境ですし、ワークライフバランスも調整できることが多いです。

 

異業種の経験を活かす

運用業界のアナリストやファンドマネージャーは、そこそこの大学で、大抵は文系学部を卒業して、大手金融機関に入社して、簿記や証券アナリストの資格を取って・・・という同じようなキャリアの人が多いような気がします。

 

ほとんどの人が、自動車のエンジン部品に触った事もなければ、スマホゲームを開発したことも、新薬を開発をしたこともありません。

 

だからこそ、社会人として他の業界で一定の経験を積めば、それがアナリストとして貴重な経験になる可能性は十分あります。

 

現在活躍している著名なセルサイドアナリストの中にも、異業種出身の方が何人もいます。

 


・半導体製造装置メーカーから、半導体製造装置セクターのトップアナリストになった方

 


・医薬品の開発部門から、医薬品のトップアナリストになった方

 


・アナリストやファンドマネージャーになった後、企業側に高く評価されて、企業の経営企画部門やIRに転職した方

 

 

 

未経験者を採用する際は、運用業界に馴染めるかどうかを気にすると思うので、証券アナリストの勉強をしていることをアピールするといいと思います。

 

ただ、資格を全てそろえてから動く、という優等生的な考えではなかなか前に進みません。

 

1次試験だけでも、1科目だけでも受かったなら、転職エージェントに相談して、「どんな人が未経験でも受かっているのか」、「どんな会社が未経験者OKなのか」、聞いてみるといいです。

 

 

勿論、ある業界での専門知識が高くとも、運用業界で成功する保証は全くありません。ノーベル化学賞を受賞した人でも、化学セクターで継続的に運用益を得ることはできないのと同じです。

 

企業経営、会計、業績モデル、バリュエーションを熟知し、株式市場の動き方を自分の頭で理解し、他の運用会社との競争に勝たないといけません。

 

結局、株式運用、企業分析などに情熱をかけられるかどうかが資産運用業界で働く上で最も重要な素養となります。

 

未経験でチャレンジしたい方は、未経験者がファンドマネージャーになる方法をご参考ください。

 

 

 

将来ファンドマネージャーになりたい大学生

今、大学生で、将来ファンドマネージャーになりたいのであれば、迷うことなく最初から運用会社を目指すべきです。

 

狭き門であっても、一度運用会社で経験を積めば、運用会社間で転職するのは、異業種から転職するより容易だからです。

 

私自身もそこに至るまで随分遠回りしました。

 

他社で経験してきたことは、今の仕事でも回りまわって役に立っていますが、もし新卒でやり直すなら、最初から運用会社を目指します。

 

その際に有利になる資格は何か、とよく聞かれますが、証券アナリスト(CMA)や、CFA1次でも受かっていれば十分アピールできると思います。

 


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