ファンドマネージャーの仕事は激務か?夜遅いの?
例えば、外資系企業ですが、私が7時半まで残ってると、忘れ物で戻ってきた人に「こんな時間まで何をしてるんだ?」と言われたことがあります。
信託銀行や生保の運用部門などでは、ファンドマネージャーといっても銀行や保険会社の一社員なので、運用以外の仕事をすることで残業をして、夜遅くなることもあります。
決算シーズンは夜遅くなる
3月期決算企業の、四半期決算シーズン(4月末〜5月中旬、7月末〜8月中旬、10月末〜11月中旬、1月末〜2月中旬)は、その内容に一喜一憂します。アナリストは、発表したその日のうちに企業に電話して詳細を聞き、モデルをアップデートし、その夜か翌朝にはファンドマネージャーに報告します。
ファンドマネージャーは、「ちょっとこの銘柄は風向き変わったな。少しウェイト落とそう」と思ったら、翌日の寄り前から売り注文を出します。決算シーズンは、保有株をチェックし、その後の方針を決めるため、夜遅くなることが多いです。
アナリストは、担当している銘柄の決算が同じ日に重なる場合は、深夜になることもあります。ただ、投資銀行みたいに、徹夜することはまずないです。その当日や翌日には決算説明会があるので、1日4-5社は出席し、夜にはクタクタになります。
こういう決算期は、やや激務感がありますが、それ以外の時期は早く帰られる日も多いです。
ただ、会社によるし、所属する部署のファンドマネージャーの方針にもよります。
色んな会社の口コミや特徴を参考にしてください。
資産運用会社のライフワークバランスは良い
運用会社というのは、本質的には、会社にいなくても仕事ができる、最も時間調整がしやすい仕事の一つです。
もし今勤めている運用会社がそうではないなら、それはまだ立ち上げ段階であるか、非効率な運営がなされているか、どちらかでしょう。
結果さえ出していれば、時間の使い方はかなりフレキシブルです。外国株や外国債券の運用チームは、米国の重要なイベントを控えている時は、深夜までトレードすることもありますが、翌朝は昼くらいに出勤したりする人もいます。
特に外資系だと、家族との時間を大事にしている人が多いです。今は、銘柄や市場の情報取得もメールのやりとりも、全てスマホでできるので、家でリラックスしながら、レポートを書いたり読んだりしている人もいます。
(参考:外資系金融に強い転職エージェント3選。年収1800万にアップした体験談。)
ファンドマネージャーもアナリストも個人商店的なところがあるので、時間管理は人に任されています。
だからと言って、帰ってビール飲んで寝て、週末もゴロゴロし続けていると、あっという間について行けなくなります。
ヘッジファンドで昼も夜も土日もなく四六時中働いて、大きく稼いでいる人達もいます。
土日もレポートを読んだり、本を読んだり、業界の専門誌を読んだり、展示会に行ったり、工場見学したり、投資を検討している企業の店に行ったり、チャートブックや四季報を読んだり、役に立つWebサイトをチェックしたり、常に何か良いアイデアを探そうと気を張っています。
最高の投資アイデアを見つけるのに、終わりはありませんので、そういう意味では、プライベートはないのかもしれません。
ファンドマネージャーやアナリストについて、稼いで豪遊しているイメージを持っていると間違いで、実際は黙々と勉強したりしています。英語や、CFA資格の勉強をする人も多いです。
(参考:CFAの資格をとれば、未経験でも転職して年収上がる?)