【最新体験談】ファンドマネージャーに転職するには

未経験者がファンドマネージャーになる方法

ファンドマネージャーへの転職

 

※2018年に記事更新しました。

 

 

まず最初にお断りしておくと、大前提として、この業界は経験者の間で回っているので、未経験者がすぐにファンドマネージャーになることは、基本的にはあり得ません

 

お金を預ける立場から考えると、やはり経験の長い人でないと不安だからです。

 

「個人で株をやっていました」というのは、転職の際のアピールとしては、全く役に立ちません。

 

(もし有名な個人投資家である片山晃(あきら)さんのように、アルバイトで貯めた65万円を25億円にしたくらいの経験があるなら、ひふみ投信を運用するレオスキャピタルワークスに採用された事例もありますが、言うまでもなく例外です)

 

 

 

しかしながら、最初は誰もが未経験です。ファンドマネージャーは経験者の間でまわっているとはいえ、未経験者にも必ず、ファンドマネージャーになる道があります

 

それが、このサイトのメッセージです。

 

1. 未経験可の運用会社のジュニアアナリストが無いか相談する

 

資産運用会社に強い転職エージェントに相談し、求人をこまめにみていると、

 

「ジュニアアナリスト募集 未経験可 将来はファンドマネージャーも視野」

 

という求人がたまに出てきます。

 

ファンドマネージャーになる一番の王道は、最初はバイサイドのジュニアアナリストとして経験を重ねることです。

 

将来、自分がファンドマネージャーとなって、アナリストと銘柄の議論をするためにも、地道な業績モデルの作成や取材を経験するのは、当然重要なことです。

 

アナリストに応募する際には、証券アナリスト資格やCFAを取得していれば(少なくとも1次は合格)、より評価されるでしょう。

 

私の場合は、証券アナリスト一次資格に3科目合格した時点で履歴書に書き、「証券アナリスト一次合格済。二次試験受験予定」とアピールしていました。

 

それに加えて、先方企業がどういう人を求めているか、あらかじめ知っておくことが重要です。

 

採用側は、「何にも染まっていない人を、ゼロから教育したい」、「とにかく株に興味のあるガッツのある若者をとりたい」、「医薬品業界で開発していたなど、専門知識がある人がいい」、「できれば女性がいい」、「年齢は35歳まで」など、いくつか条件を決めています。

 

企業によって採用したい人のイメージ像が違うので、あらかじめ転職エージェントと相談して、「前回落ちた人は、どういう理由でだめだったのか」などの情報収集をしておくと、少しでも優位に立てます。

 

参考までに、私が運用未経験の営業マンから、大手機関投資家にアナリストの見習いとして転職した際は、リクルートエージェントの紹介でした。初めての転職活動に不安で一杯の私に、当時の担当者が可能な限り親身に探してくれ、今でも感謝しています。

 

アナリスト兼ファンドマネージャーもある

アナリストとファンドマネージャーは役割が違いますが、1つ1つの銘柄について詳しいのは、アナリストです。(参考:ファンドマネージャーとアナリストの違い

 

従って、運用会社によっては、各担当セクター内の銘柄の売り買いの判断を、事実上アナリストが決めている場合もあります。

 

つまり、華やかそうに見えるファンドマネージャーの仕事ですが、事実上の銘柄判断はアナリストが行っており、ファンドマネージャーは全体のウェイトバランスやリスク調整、ファンドのマーケティングに集中する場合も多いのです。

 

”業界あるある”で、「勝てば自分の成果、負ければアナリストの推奨のせいにする」ファンドマネージャーもいます。それくらい、ファンドパフォーマンスは、アナリストの銘柄推奨の腕にかかっています。

 

アナリストになって実力をつければ、ファンドマネージャーは、「あいつの推奨する銘柄なら、買っておくか」と、そのままファンドに組み入れてくれることが多くなります。

 

つまり、必ずしもファンドマネージャーという肩書でなくとも、銘柄選択という点においては、ファンドマネージャーと同様の仕事が可能になります。

 

2. 運用部門のある大手金融機関に総合職として転職する

 

前述のように、アセットマネジメント会社のジュニアアナリストに応募しようとしても、ほとんど募集をしていないでしょう(もし、募集がある場合は、応募することをお勧めします)。

 

そこで、信託銀行保険会社などの大手金融機関の総合職としての転職を目指すのが一つのやり方です。彼らは調査部門や運用部門を抱えており、中途採用を募集することがあります。

 

ファンドマネージャーへの転職

 

このような国内大手金融機関への転職に強いのは、リクルートエージェントなどの、いわゆる大手の転職エージェントです。

 

 

大手金融機関では、「尖がった才能ある人材」というより、どちらかというと、金融機関の総合職として、「真面目さ」、「協調性」「礼儀正しさ」があって、かつ「運用の仕事に強い情熱がある」人を求める傾向があり、未経験者にも門戸を開いていることがあります。

 

そういうチャンスがあれば、採用のハードルは低くはないですが、チャレンジする価値はあると思います。

 

勿論、最初からファンドマネージャーになれることはなく、良くてもアナリストの見習いから入るでしょう。又は、資金決済、発注などのなどのミドル・バックオフィス業務、或いは最初は支店での営業を経験するもしれません。

 

しかし、それは喜んで受け入れるべきであり、いくら運用をしたいとはいえ、未経験なのに「運用以外やる気ありません」というスタンスでは、ゼネラリストを重んじる大手金融機関では、採用されにくいでしょう。

 

希望以外の部署に配属されたとしても、大手運用機関は、数年ごとに部署を異動させて人材育成する方針のため、いつか希望の部署に配属されるチャンスがあります。

 

海外拠点では運用関連業務を行っていることも多いので、海外勤務を希望するのも一つのやり方です。

 

また、国内外のMBA取得制度や、運用会社への短期派遣制度がある場合は、積極的に応募すべきです。

 

 

このようなステップで、海外経験から外国運用部に配属されたり、アナリストの見習い業務から徐々にセクターを担当するアナリストへの道が開けます(参考:タイプ別 ファンドマネージャー転職への道

 

アナリストになれば、運用会社も銀行も保険会社も、やるべき仕事はほぼ同じですので、実力主義となります。

 

長年働くと、「運用の仕事ってこんな感じか」とやってみて初めてわかることがあります。

 

「必ずしも、ファンドマネージャーじゃなくとも、今の会社で幸せだな」と思うようになるかもしれません。

 

もしそこで自分の志向が変わったのなら、それはそれで良く、素直にその金融機関の一員として全力を尽くし、どのような部署であろうと、責任を全うしていくべきでしょう。

 

 

3. セルサイドアナリストのアシスタントになる

 

今は人員削減で人数も減っているかもしれませんが、セルサイドアナリストのアシスタントに応募するのも、一つの入り口だと思います。

 

未経験でもやる気と一定の事務スキルがあればOKという場合があります。

 

エクセルのデータ処理等の最低限の知識と、業界を学びたい熱意、セルサイドアナリストのハードな仕事に耐えられる忍耐強さが必要だと思います。

 

そこから、トップアナリストのレベル感、企業への取材方法、業績モデルの作成方法など、多くの貴重なことを学ぶことができます。

 

それは将来転職しても、財産となるでしょう。

 

そして、少しずつ中小型銘柄などをカバーし、徐々にバイサイドの顧客の前で推奨を披露するようになるでしょう。

 

そこまでいけば、セルサイドアナリストから、バイサイドへ転職する例は、周りでも割と見かけます。

 

 

4. 証券会社の営業マンになる

ファンドマネージャーへの転職

 

「株に興味があって証券会社の営業マンに転職」→「証券アナリスト資格をとって、社内のリサーチ部門(アナリスト)に異動」→「運用会社に転職」というパターンもあります。

 

また、「証券営業マンになり、機関投資家向け営業を担当」→「顧客であるヘッジファンドに自分の推奨銘柄を情報提供」→「ヘッジファンドに認められ、スカウトされた」という人も実際にいます。この場合は、そのアイデアやパフォーマンスが、相当良いものである必要があります。

 

証券営業の仕事は、今も昔も大変だと聞きますが、証券会社の数も多いですし、離職率が高いので大量採用するため、門戸は比較的広いです。中途採用もあります。

 

ただし、日々の営業活動で手一杯になると思いますし、運用会社を目指すのがゴールであれば、少し遠回りな道です。

 

5. 海外MBAをとって、ヘッジファンドに応募する

 

年齢が若く、お金と時間に余裕があるならば、海外MBAを取得して、ヘッジファンドにダイレクトに応募するパターンもあります。

 

ただし、MBAで学んだ理論は、株式市場の実践でたいして役に立ちません。それでも、面接の武器とはなるでしょう。

 

日本にはヘッジファンドは少ないですが、欧米やシンガポール、香港には会社が多くあります。

 

外資系・ヘッジファンドの面接などを参考にしてください。日本の運用会社と異なって、地頭を問う質問もあります。

 

この場合の接点としては様々だと思いますが、ブティック型の外資系転職エージェントに相談するか、Linkedinでアピールしてエージェントからメッセージが届いたり、知人の紹介というケースがあると思います。

 

国内のヘッジファンドなら、ビズリーチを通じて、特定のコネクションを持っているブティック型のヘッドハンターと接点を持てます。


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