【最新体験談】ファンドマネージャーに転職するには

外資系金融に強い転職エージェント3選。年収1800万にアップした体験談。

 

私は日系企業から外資系アセットマネジメント会社に転職した際、幸運にも年収1800万に上がりました。

 

 

「外資系アセマネにしては、大したことないじゃん」と思うかもしれませんが、まだ30代半ばの私にとっては、十分に大きなアップと感じました。

 

 

元々いた日系企業は大手企業だったため、転職の際は周りからは「勿体ない」と言われました。確かに同僚や上司も良い人達でしたが、今でも転職して良かったと思っています。

 

 

日系企業では、概ね年功序列で給与テーブルが決まっていましたが、外資系にきて、仕事の成果に応じて年収が上がるという世界を初めて経験しました。

 

 

外資系ではボーナスの比重が高く、ボーナス交渉の際は、日本人らしく下手に謙遜すると「あ、そう。」となってしまいます。いかに自分が成果を残したか、しっかりアピールして、自分のことは自分で守らないといけないことも、学びました。

 

 

「頑張って成果を出せば給与に反映される」という世界は、フェアで気持ちが良いです。もちろん下がるときもありますが、それは自分のせいであり、また頑張ればいいですから。

 

 

そもそも株式投資を仕事にしているのは、学歴も、肩書きも、家柄も、ルックスも、人脈も、性格も関係のない、数字にシビアな株式市場で勝負したいと思ってるからであり、成功報酬でないと納得がいかない気持ちがありました。

 

 

数年ごとに社内異動して、色んな経験を積むよりも、「スペシャリストとしてマーケットと向き合ってずっと生きていきたい」。

 

 

そういう人は、外資系の方が向いていると思います。

 

 

アセットマネジメント(資産運用)は、世の中で最も満足度が高い職業

一言に外資系金融といっても、

・外資系投資銀行
・外資系保険会社
・外資系カード会社
・外資系アセットマネジメント会社

と、それぞれ全然世界が違います。

 

その中で、「外資系アセットマネジメント」、つまり資産運用の仕事は、日系・外資系問わず、世の中で最も満足度が高い職業という調査結果があります。

 

 

転職サイトdodaが2015年に実施した仕事の満足度調査によると、「ファンドマネージャー/ディーラー/アナリスト」全100職種の中で総合満足度1位となりました。(※22歳〜59歳のビジネスパーソン男女5,000名が対象)

 

ファンドマネージャーへの転職
出典:DODA「全100職種 仕事満足度ランキング2015」
https://www.inte.co.jp/library/survey/data/20150818.pdf

 

 

ファンドマネージャーやアナリストなどのフロント職だけでなく、バックオフィスやミドルオフィスの満足度も高く、満足度で4位/93職種にランクインしています(下表青枠)。

 

 

ファンドマネージャーへの転職
出典:DODA「全93職種別 職業満足度ランキング2014
https://doda.jp/guide/ranking/076.html

 

 

一方、外資系の花形といわれる「投資銀行」は、年収は1位ですが、満足度は91位/93職種中でした。「報酬が高くとも、激務に見合わない」と感じる人が多いということでしょうか。

 

 

外資系金融専門職へ転職する際は、転職エージェントを使うべき

「外資系への転職が初めての方」に、私の経験から、基本的なことを簡単に説明します。

 

 

外資系金融専門職への転職を考える場合は、「リクナビNEXT」のように自分で求人を探して応募する「転職サイト」ではなく、担当者がつく「転職エージェント」を使うのが基本です。理由は3つあります。

 

外資系金融専門職の求人案件の多くが非公開

転職サイトにも、外資系金融専門職の求人が無い訳ではないですが、数が限られています

 

 

特にアセットマネジメント業界のような金融専門職の求人は、特定の転職エージェントに依頼して行われることが多いので、そのようなエージェントに登録していないと、そもそも良い案件に巡り合えません。

 

 

転職エージェントを間に挟むことで、面接する確率が高まる

転職エージェントは、「一定の水準を満たした人」を企業に紹介するので、企業側も「エージェントの紹介なら、一度面接してみようか」となりやすいです。

 

自分で応募しても、なかなかそうはなりません。

 

 

転職エージェントの担当者に面接対策を聞ける

転職エージェントの担当者は、

 

「この会社は、こういう理由で欠員を補充しようとしています」
「面接の回数は5回で、事実上の決定権があるのは、この人です」
「求めている人物像は、こういう人です」
「前回落ちた人は、こういう点が足りなかったそうです」
「履歴書のこの箇所は、こう変えた方がいいかもしれません」

 

などとアドバイスをくれます。

 

特に外資系では、

「一次面接から英語なのか?」
「前受けた人は何を聞かれたのか」

を、事前にエージェントに聞いて、準備するのとしないので、大きな差が出ます。

 

 

外資系アセマネへの転職で本当に使って良かった転職エージェント

では、数ある転職エージェントの中で、「どういう転職エージェントが、外資系アセットマネジメントに強いのか」という本題です。

 

私が転職の際に実際に使ってみて良かったエージェントは、以下の3社です。

 

 

 

ビズリーチ(Bizreach)

 

bizreach

(ビズリーチより)

 

 

念ために解説しますと、ビズリーチと他の転職エージェントは、立場が全く異なります。

 

 

ビズリーチに専属エージェントがいるのでなく、ヘッドハンターにプラットフォームを提供しているだけです。つまり、ビズリーチは、ヘッドハンターのインフラ・ポータルサイトです。

 

 

ヘッドハンターには、大手企業に属している人もいれば、小さい事務所で2-3人でやっている人、自宅兼オフィスで1人でやっている人など、様々な人がいます。

 

 

これらのヘッドハンターの多くが、ビズリーチに登録しています。自社サイトと競合するにもかかわらず、大手転職エージェントのヘッドハンターも、ビズリーチの中にいます

 

 

このようなインフラポータルサイトには、ビズリーチの他に、リクルートダイレクトスカウトがあります。ただし、登録しているヘッドハンターの数はビズリーチが約2000人リクルートダイレクトスカウトが約1400人(2018年8月時点)と、ビズリーチの方が豊富です。

 

 

人脈が重要視される世界ですので、独立系ヘッドハンターの中には、外資系アセットマネジメント会社やヘッジファンドとコネがある人がいます。

 

 

従って、どうしても時間を節約したい、一つだけにしたい人ビズリーチだけ登録すればいいのではないか、と思います。私ならそうします。

 

 

私がビズリーチを通じて出会った独立系のヘッドハンター

私は転職活動中に、ビズリーチを通じて色んな独立系ヘッドハンターに出会いました。

 

 

独立系の方は、自宅兼オフィスでやってる人が多いので、よく東京駅近郊のホテルのロビーや、カフェなどで会いました。

 

otemachi

 

 

例えば、田頭信博さんという外資系金融業界で経験豊富なヘッドハンターがいらっしゃいます。

 

 

今までに何と12,000人の候補者と顧客に会っており、キャピタルの有名ファンドマネージャーなど、業界の有力人材を多く紹介したそうです。あるエージェントから、金融専門職については田頭さんにお願いしている、とのことで紹介されました。

 

 

この方は、「太郎のルーツ」という本を出されており、ほとんどが里芋の農業の話なのですが、「1万人以上見てきて、外資系の転職に成功する人には6つの共通点がある」と書かれています。詳細は割愛しますが、以下、抜粋です。

 

 

”一時間の面談でその人物のスキル・職歴・今後の希望・人生観などを聞き、その人物の全体像を掴もうとヘッドハンターは努力する。そうしながら最初の一、二分で得た自分の直感によるその人の人柄に誤りがなかったかを再確認する。”

 

 

”たしかに外資系企業で働く場合、文書にした契約書は重要である。ただ重箱のすみをつつくように、なんとか自分の立場が不利にならないようにと、そんな事ばかり考えている人で成功した人を私は見たことがない。”

出所:「太郎のルーツ」 田頭信博著

 

 

田頭さんのような、外資系金融業界で有名なヘッドハンターの人と会う方法は、昔だったら紹介に頼るしかなかったのですが、今はビズリーチに登録することで、接点を持てます。

 

 

よく、転職した人に「どうやって転職したの?」と聞くと、「いや〜、ヘッドハンターから電話かかってきて」と言いますが、今時そういうことは期待しない方がいいです。実際は、こっちからアクションをしないと、何も起こりません。

 

 

ビズリーチの登録方法

ビズリーチのターゲットは、ハイエンドビジネスマンですが、年収500万円以上であれば問題はないです。

 

 

「性別」「氏名」「生年月日」など13の基本情報を完結することで、ファンドマネージャー、アナリストを含む求人の検索が可能になりますし、ヘッドハンターからのスカウトも届くようになります。

 

bizreach

 

 

いまの勤め先は非公開に指定できるので、転職活動がばれることはありませんでした。

 

 

色んな転職エージェントを使いましたが、最終的に私が外資系アセットマネジメント会社へ転職できたのは、ビズリーチを通じて知り合った独立系ヘッドハンターの紹介です。

 

 

ヘッジファンドなどアセットマネジメントは勿論のこと、外資系金融に強い転職エージェントと接点を持ちたいなら、今や必須の存在となっています。

 

ビズリーチ ホームページ (https://www.bizreach.jp)

 

 

 

JACリクルートメント

次に、JACリクルートメントです。

 

 

JACリクルートメントは、日本で上場していますが、元々英国発祥の会社で、「外資転職.com」や英語転職.comを運営しており、外資系企業に強いことで有名です。

 

 

外資系に強い転職エージェントの場合、たまに転職エージェントが外国人の場合があります。私も何回かそういうことがあり、自分の仕事内容や、志望動機を、最初から英語で説明しないといけません。

 

 

外資系を目指すには、最終的にはそれくらいの英語は話せなくてはならないのですが、最初の転職相談の段階では、日本語の方が気が楽です。その点、JACリクルートメントは、日本人が対応してくれます。

 

 

昔、担当者に聞いたときは、金融業界だけで20人以上抱えているとのことでしたので、大抵の外資系金融機関の求人はカバーされているでしょう。

 

 

実際、以下のように外資系大手ヘッジファンドの求人もありました。日系運用会社で、勤務地が海外の案件もありました。

 

JAC
(※過去の求人情報ですので、現時点で掲載されているとは限らないことをご了承下さい)

 

アセットマネジメント、ヘッジファンドを含め、外資系金融への転職を希望であれば、必ず登録しておくべきエージェントです。

 

JACリクルートメント ホームページ (https://www.jac-recruitment.jp)

 

 

 

マイケル・ペイジ

最後に、マイケル・ペイジ(Michael Page)については、私の担当者が個人的に優秀だったので取り上げます。

 

 

会社としては、案件数が豊富というより、特定の外資系アセットマネジメント会社、ヘッジファンドに強い印象です。

 

 

この担当者は、例えば、外資系アセマネとの面談の前に、

「この人が決定のキーマンです」

 

「こういう質問がくると思います」

 

「前回落ちた人は、こういう理由で落とされていました」

 

「このヘッジファンドは、こういう報酬体系になっています」

 

など、きめ細かにフォローしてくれました。

 

 

求人の紹介についても、余計な紹介はせず、私のニーズに合ったものしか紹介してこなかったですし、敬意を払って接してくれているように感じました。

 

 

後から聞くと、彼はゴールドマンに転職したそうです。ヘッドハンター自身がクライアント企業に転職する、珍しいケースだと思います。残念ですけど、さすがですね。

 

マイケル・ペイジ ホームページ (http://www.michaelpage.co.jp)

 

 

 

 

その他に、外資系金融に強い転職エージェントは、ANTELOPE(アンテロープ)KOTORA(コトラ)などがありますが、実際に使ったことがないので、私にはわかりません。

 

ビズリーチや、JACリクルートメントで良い案件に巡り会えなければ、さらに登録すればいいと思います。

 

 

 


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