ファンドマネージャーとポートフォリオマネージャーの違いとは?
結論からいうと、ポートフォリオマネージャーと、ファンドマネージャーは、同じです。
業界では、ファンドマネージャーではなく、PM(Portfolio Manager)と呼ぶことが一般的です。
ファンドマネージャーで仕事を検索すると、「ポートフォリオマネージャー」、「ファンドマネージャー」、「アセットマネージャー」、「クライアント・ポートフォリオマネージャー」など似たような単語が並びます。
このうち、「ファンドマネージャー」=「ポートフォリオマネージャー」です。
「アセットマネージャー」は、主に、オフィス、住宅、物流施設等の不動産ファンドのマネージャーを指します。通常、株や債券の運用者のことを、アセットマネージャーとは呼びません。
紛らわしいのが、「クライアント・ポートフォリオマネージャー」です。クライアント・ポートフォリオマネージャーは、「リレーションシップマネージャー」、「クライアントサービス」と呼ばれたりもしますが、彼らの名刺には、単に「ポートフォリオマネージャー」と記載されていることもあります。
クライアントポートフォリオマネージャー(クライアントサービス)は、実際に投資先に訪問して投資判断をしたり、株式運用に携わるわけではありません。要は、顧客対応の窓口です。
「ファンドの今のパフォーマンス状況はどうなのか」、「PMが保有しているこの銘柄の意図は何か」など、資金を預けている顧客に聞かれたときに、PMの代わりに答えるのが、クライアントポートフォリオマネージャーの役割です。
一線を退いたファンドマネージャーが、クライアントポートフォリオマネージャー(クライアントサービス)になることもあります。
給与も高水準であることが多いです。