ファンドマネージャーがクビになったら転職先は?
負けたらすぐにクビになる?
日系の運用会社では、1年、2年運用成績が悪いだけで、クビになることはまず無いです。
ただ、ファンドマネジャー以外の仕事に回されたり、別の部署に異動になったりすることはあります。
営業成績が悪い人は、営業以外の仕事にまわされるのと同じです。
一方、外資系のヘッジファンドなどでは、成功したときの報酬が多い分、1〜2年成績が悪ければ、クビになることもあり得ます。
短期トレーディング戦略で毎月収益を上げることを求められているヘッジファンドであれば、1〜2ヶ月でも、所定のロスカット水準に達したら、会社を去らないといけません。
尚、運用成績がどれだけ良くても、インサイダー取引など法令違反を犯した場合は、勿論一発退場です。
クビになった後はどうなる?
ある程度の運用会社でファンドマネージャーで成功体験があると、例えクビになっても、別の会社でファンドマネージャーを続けられる人もいます。
国内がダメなら、シンガポール、香港、米国、英国など、海外へと職を求める人もいます。日本株の運用者のニーズは海外でも一定程度あります。
運用が無理でも、年金営業などのクライアントサービスに異動になることもあります。
クライアントサービスは、特に外資系ですと高給ですので、ファンドマネージャーを退いてから就く人も多いです。
銀行や保険会社の場合、基本的にはジェネラリストを育成する方針ですので、パフォーマンスとは無関係に、異動はあります。
その場合は、財務関係、海外関係、年金営業、マクロ経済の研究機関などへの異動が多いです。
クビになっても意外と職はある
結論としては、「意外と職はある」もんです。
ファンドマネージャーやアナリストは、その職種の中で、会社を転々としています。
企業のIR側でも、投資家の手の内をわかっているファンドマネージャーは重宝されます。
恐れることなく、チャレンジすることをお勧めします。