管理人カブミチについて
元々は運用以外の仕事をしていましたが、転職して株式アナリスト、ファンドマネージャーとなりました。日系も外資も経験があります。
Webサイト作りは見ての通りド素人ですが、株式市場でインターネット系の銘柄を理解するのに、「いまどき自分でブログやサイトの一つも作れないと、現場の実感がわかない」と反省したこともあり、苦労して一からサイトの勉強をしながら作っています。
お陰で、企業や個人がブログやHPでの集客するのがいかに大変か、理解できました・・・。
私自身、学生時代からファンドマネージャーとして活躍するのが目標でしたが、そこに至るまで色々と壁がありました。
自分が転職活動中に悩んだことや、活動を通じて学んだことを共有することで、もしどなたかのお役に立てれば幸いです。
最初の就職
元々、大学を卒業後、地元の名もない中小企業に就職し、営業をしていました。
当時から、株式運用という仕事に憧れを抱いていたものの、どうすればその仕事につけるのか、わかっていませんでした。
それでも日々遅くまで営業しながら、合間を縫ってTACに通って証券アナリストの勉強をしたり、USCPA(米国公認会計士)の勉強をしたりしました。(結局、今でもUSCPAは中途半端な状態のままです。今だったらUSCPAではなく、CFAを勉強します)
(参考:CFAの資格をとれば、未経験でも転職して年収上がる?年会費5万円の元はとれるのか?)
ファンドマネージャーやアナリストの求人を日経新聞で見つけては、履歴書を書いて送っていましたが、書類ではねられてばかりでした。
当時の彼女に、将来の夢を語っていましたが、本当にそうなれるのか、不安で仕方ありませんでした。
「もしかして、一生このままなのかな」
と、ふと想像したとき、20代後半になって初めて自分の甘さに気付きました。
今でも、当時の自分のやりたい事や、足りない事を書きなぐったノートを見返すと、その時の焦燥感、真っすぐな気持ちが蘇ります。
1回目の転職
当時の仕事は厳しかったですが、上司や同僚は面倒見のいい人達でした。
しかし、このままで満足のいく人生かというと、そうは思えませんでした。
ファンドマネージャーになることを諦めきれませんでした。
そこで、証券アナリスト1次試験に合格したのを機に、未経験でもアナリストやファンドマネージャーの候補を募集している会社がないか、転職エージェントの方に相談しました。
(尚、この時お世話になったのは、リクルートエージェントでした)
ここで気付いたのは、運用業界は未経験者には壁が高いということでした。
しかし、当時のエージェントの方は、私の意志を尊重して、色々と探して下さりました。
そして、未経験でも運用の仕事に携われるという会社が見つかりました。
自分一人で探していたら、見つかっていなかったと思います。
面接で熱意を訴えた結果、運よく採用していただきました。
(参考:「未経験OK」の資産運用(アセットマネジメント)の求人がある転職サイトを紹介)
2回目の転職
その会社でバイサイドアナリストになり、数年後に念願のファンドマネージャーの仕事に就けました。一生懸命、何年も働きました。
しかし、社内事情により運用の仕事を続けられないことになりました。特に日系企業では、運用パフォーマンスの良し悪しに関わらず、異動の可能性は常にあります。
いい会社でしたが、散々悩んだ末に、運用の仕事を継続する決断をしました。
転職活動の際は、ビズリーチに登録している個人経営のヘッドハンターの方々や、
JACリクルートメントの方など、何人もの転職エージェントの方とお会いしました。
その紹介で、何社か面接をし、何回か断られました。気持ちが折れたこともありました。
それでも粘り強く転職活動を続けた結果、運よく私の希望と先方のニーズがマッチし、熱意を訴えて、某外資系運用会社に転職することができました。お世話になった方々に、挨拶に回りました。
最終的に、その会社を紹介してくれたのは、ビズリーチに登録していた、ある個人経営のヘッドハンターの方でした。
転職活動を今振り返ると
振り返ってみると、自分が何をしたいのか、それは何故なのか、そうなるのに何が足りないのか、整理と準備をし、辛抱強くチャンスを待ち、チャンスを得たら120%の熱意で訴えることが、転職には重要だと思いました。
熱意とは、銘柄のストックピッチを含めて、十分に準備をすることも含まれます。
もし、新卒でやり直して、ファンドマネージャーを目指すなら、最初から運用会社、銀行、保険会社等のバイサイドの運用職を希望すると思います。最初は意にそぐわない部署でも、社内で辛抱強くチャンスを待ちます。
また、資格という観点からは、証券アナリスト(CMA)やCFAを目指して勉強すると思います。また、ファンドマネージャーとして成功している人達の本を沢山読み、会計の勉強をします。
(参考:証券アナリスト資格(CMA)は転職に有利か?大学生にメリットあるか?プロが語る価値、難易度、年収、実際の仕事)
不思議なもので、遠回りはしたものの、最初の仕事での「営業経験」や、「資料作成スキル」、「会社訪問するフットワーク」、「社内の上下関係」など、全ての経験が今でもプラスになっています。
転職の決断も大事ですが、「いまいる場所で全力を尽くすことが、結局後になって役に立つ」というのも真実だ、と実感しています。