資産運用(アセットマネジメント)、ヘッジファンドで私がおすすめできる転職エージェント5社
私の場合は、なかなか決まらなかったこともあり、15人くらいのエージェントと会いました。
その時気付いたのは、国内系、外資系、独立系となるべく分散させた方がいいということです。
何故なら、転職エージェントによって持っている求人案件が異なるため、エージェント1社に依存すると、自分に合った良い案件を見過ごし、他人に取られることがあるからです。
せっかく珍しく「未経験可」の貴重な案件が出回ったとしても、自分が登録している転職エージェントが取り扱っていなければ、意味がありません。
また、同じ求人案件を持っていても、紹介してくれるエージェントと、紹介してくれないエージェントがあることにも気づきました。
特に、既にそのエージェントが、別の優秀な候補者を企業に推している場合は、そうなります。
一度、転職エージェントに登録さえしておけば、その時は良い案件が無くとも、将来求人が入ったときに、すぐにメールしてくれるでしょう。
アセマネに強い転職エージェント5社
結論から申し上げると、
【ヘッジファンドから外資まで独立系ヘッドハンターを広くカバー】
【国内金融機関・運用会社の転職に強い2社】
【外資系運用会社の転職に強い2社】
の5社をおさえておけば、ほぼ漏れがないと思います。
そもそも、ビズリーチには沢山の独立系ヘッドハンターがいますので、時間がなければ、それだけでもかなりカバーされます。
さらに追加するなら、AntelopeやKotoraが金融業界では有名です。
Antelopeは、私が面接したときは、たまたま条件に見合う求人がありませんでした。Kotoraは私自身が使ったことがありませんので、ここでは取り上げません。
BIZREACH(ビズリーチ)
ビズリーチは、国内最大級のヘッドハンター(転職エージェント)のプラットフォームサイトです。
ビズリーチ自身がエージェントを抱えているのではなく、他の大手エージェント、独立系エージェントが多数登録されています。
このようなプラットフォームには、ビズリーチの他には、リクルートダイレクトスカウト
ターゲットはハイクラスですが、年収500万円以上であれば問題ないです。
以下のように、ファンドマネージャーの求人案件は多数あります。
(※過去の求人情報ですので、現時点で掲載されているとは限らないことをご了承下さい)
無料会員登録し、基本情報を入力すると、求人検索できるようになり、ヘッドハンターからスカウトも届きます。
特に、普通のWeb検索では引っかからない、個人経営の独立系ヘッドハンターが、外資系、ヘッジファンド等の強いコネを持っていることがありますが、彼らとはビズリーチを通じて接点を持つことができます。
これをまだ多くの人が知っていません。
自分の運用業界の知人に薦めても、「ビズリーチ?ああ、たまに広告で見たことあるけど・・・」程度の認識なのです。
よく転職した人に経緯を聞くと、「ヘッドハンターから電話がかかってきて・・・」と格好よく言いますが、実際は向こうから電話がかかってくることなど稀です。
こちらから接点を持つには、こういったサイトを活用する必要があります。
運用業界では、「現役で働いている人が知人を引っぱってくる」ことも多いし、「元々運用会社で働いていた、個人経営のヘッドハンターの紹介」も結構多いです。
個人経営のヘッドハンターと出会うには、ヘッドハンターのインフラポータルサイトであるビズリーチが優れています。
ビズリーチの登録方法
登録には、「性別」「住所」「氏名」など、13項目の基本情報と、14の詳細情報がありますが、とりあえず基本情報だけを完結させれば、ファンドマネージャー、アナリスト、トレーダー、営業など求人を検索できるようになり、スカウトが届くこともあります。
本格的に転職活動に取り組む気持ちになれば、「詳細情報」を入力することで、ヘッドハンターからの接触が増えるでしょう。ここまで、全て無料です。
さらに、30日間4980円のプレミアムプランに登録すると、ヘッドハンターに返信し、相談したりできます。
私は最初は無料登録のみで、本気で転職に取り組むと決めてから、数か月間プレミアム会員(月4980円)に登録して、すぐに返信ができるようにしていました。
結局、私は複数の転職エージェントを活用しましたが、最終的に転職が決まったのは、ビズリーチを通じて出会った個人経営のヘッドハンターの紹介がきっかけでした。
ファンドマネージャーやアナリストは勿論、外資系運用会社のバックオフィス、トレーダー、高収入のクライアントサービスなど、資産運用業界に本気でチャレンジするつもりで、もしまだ登録していないのなら、まず最初に登録しておくべきサイトです。
ビズリーチ ホームページ (https://www.bizreach.jp)
JACリクルートメント
JACリクルートメントは、海外勤務案件や、外資系に強いことが特徴です。
日本から海外へレポートしたり、海外展開する企業に人材を紹介するJACインターナショナルもあります。
エージェントは日本人であり、JACインターナショナルには外国人もいます。
私が実際に紹介された求人案件では、「日系運用会社で、勤務地がアジアの高年収なファンドマネージャー」の案件もありましたし、「国内大手銀行でのアナリスト、ファンドマネージャー」の案件もありました。
勿論、以下のように、外資系ヘッジファンドの求人案件もあります。
(※過去の求人情報ですので、現時点で掲載されているとは限らないことをご了承下さい)
担当者の方によると、金融セクターだけで20名以上おり、運用会社は一通り網羅されています。
日系企業で勤務地が海外の案件もカバーされているので、国内勤務、海外勤務の両方を視野に入れている人は登録必須のエージェントです。
JACリクルートメント ホームページ (https://www.jac-recruitment.jp)
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、言わずと知れた国内最大手の人材紹介会社です。
「何だリクルートか」
と思うかもしれませんが、私の経験上、実はアセマネ会社の転職においても、リクルートは案件も豊富なのです。
実際、私が最初の転職で未経験から運用の仕事につけたのは、リクルートエージェントのアドバイザーのおかげでした。
業種を問わず、数多くの案件を抱えていますので、希望の運用会社が含まれている可能性が高いです。
特に、日系大手金融機関の案件は大抵は持っています。専門職で高年収なファンドマネージャーやアナリストの案件も持っています。
独立系の個人経営的なヘッドハンターは、手持ち案件が少ないため、稀に同じ会社ばかり推奨されることがありますが、リクルートエージェントのような大手ではそのような心配は不要です。大抵は、いくつかの選択肢を示してくれますので安心感がありました。
非公開求人が多いため、普通に検索しても出てきませんが、実際にエージェントに合うと、具体的な会社をいくつか教えてくれました。
転職エージェントも経験が豊富ですので、疑問に思うことは何でも聞けばいいと思います。未経験者にもおすすめできます。
リクルートエージェント ホームページ (https://www.r-agent.com)
doda
doda(デューダ)は、リクルートに次いで業界2位のパーソルホールディングス(旧テンプホールディングス)が運営しているサイトです。
dodaの公開求人でいくら検索しても、ファンドマネージャーもアナリストも出てきませんが、全て非公開求人となっています。
実際に会員登録して、エージェントと面談をすると、はじめて複数のファンドマネージャー、アナリストの求人案件を紹介してくれます。
(↑私が実際にdodaから受け取った求人票の一例。現在のブランド名は小文字のdodaとなっています)
私が実際に紹介していただいた案件は、日系も外資系も様々でした。その紹介から、何社か運用会社と面接もしました。
大手だけあって案件が豊富で、ファンドマネージャーやアナリストだけでなく、金融機関の経営企画や、運用企画、運用事務、リスク管理なども紹介してもらい、自分も幅広い視野で検討することができました。
エージェントの方も金融業界の経験が豊富な方で、安心して相談できました。
真剣にファンドマネージャーやアナリストで転職を考えているなら、登録しておいて損はないです。
Michael Page(マイケルペイジ)
※過去の求人情報です
外資系だけあって、他には無い外資系大手運用会社やヘッジファンドの案件を紹介してもらったことがあります。
外資系だと、エージェント自体が外国人で、英語で相談しないといけない場合もたまにありますが、ここは日本語で相談できます。
担当者によりますが、丁寧に転職先の会社や面接の情報を教えて頂き、個人的には良い印象を持っています。
外資系運用会社を狙うなら、おすすめのエージェントです。
Michael Page ホームページ (http://www.michaelpage.co.jp)
しかるべきエージェントに登録しないと、良い求人には出会わない
多くのアセマネ会社のホームページの採用情報を見ても、「中途採用の予定はありません」となっています。
そこで諦める人が多いのですが、アセマネ業界は比較的人材の流動性が高いので、アセマネ会社は常に優秀なアナリストやファンドマネージャー、またはその候補を獲得したいと思っています。
そこで、上記のような特定のエージェントに依頼をして、水面下で随時面接をしていることが多いです。私の場合もそうでした。
「○○アセットで誰かが辞めた」
↓
「3か月以内に1人補充しよう」
↓
「いつものエージェントに頼もう」
となったときに、そのタイミングで登録していなければ、永遠に情報はまわってきません。
職務経歴書を作るのは面倒ですが、最初に頑張って、いくつかのエージェントに登録していれば、求人が出たときに、複数のエージェントから、競うように紹介されるので、逃すリスクが無くなります。